全ての経験や知識が活かされる

こんにちは。
今回は「学生時分のはなし」に。

看護学生の間は、基本的に『座学(知識)』、『演習・実習(経験)』の繰り返しとなる。
在籍する年数は学部や学校によって変化するとは思うが、基本的に卒業するまでこの繰り返しとなる。
PDCAサイクルをひたすらに行うのである。
(Plan Do Check Actionの略称で、『計画』、『実践』、『評価』、『改善』を意味する)

この飽くなき練りこみにより、結実した力、知識のある医療従事者が生まれる。
しかしながら、実際の臨床の現場、特に看護師の臨床においては専門知識や技術があるだけではだめなのだ。

病院【実習】で実際の患者に相対すると、その患者のもつ生活背景や生活環境、価値観を考慮した寄り添いが必要となる。
この価値観などは、学校の授業で学習することはもちろんない。そのため、自分自身で患者からうかがったり、周りにいるご家族から情報を得る必要がある。

その情報を得るためのコミュニケーション能力はどこで学べるのか?
コミュニケーションスキルは学校でも、物の本でも知ることはできる。しかし、そのスキルや上辺だけの知識でコミュニケーションをとることは大変に難しい。

それでは、どうすれば患者と信頼関係を結べるしっかりとしたコミュニケーションが取れるのだろうか?

患者は患者の人生そのもので相対する。

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