授業は座学と演習の繰り返し

授業は基本的に【座学】で得た知識、或いは理論を校内の【演習】を通して実践する。
そして【演習】で得た経験を振り返り、もう一度【座学】の知識へ還元して...の繰り返しになる。
そうして学び得たものを実際の病院【実習】で行うことになる。

ただこれらの【座学】→【演習】は、一つの授業科目だけに留まらず、同時に複数の授業科目で行われるため多忙を極める。

病院実習

【実習】期間は病院【実習】のみになり、座学などの授業が行われることは基本的にない。
しかし、【実習】内容の振り返りには自身の知識や技術のアップデートが必要となるため、時間に追われる日々になる。

その日の実習で行ったことの記録、振り返り、理論との照会、患者ごとの看護計画など、記述をまとめるものが大変多くあり、看護師は体力仕事と言われることを学生時分から体験することになる。

研究発表

【実習】期間の終了後は、その期間の総合的な振り返りを行った後に研究発表がある。
【実習】を通して学び得たものが、看護の理論や概念に沿ったものであったかを突き詰めて行く時間となり、この振り返りと他者への説明発表によって力と替えて行く。
他者の発表にも耳を傾けることによって、自身では体験しえなかったことを疑似体験として知覚して行き、更に知見を深める。

この研究や発表は、臨床の現場で相対する看護が必要な方への分かりやすい説明、論理の展開へと繋がることになり、とても大切なこととなる。